デザインと意味 Continued
どうも!現場人間の倉本です。
まだまだ残暑厳しい季節が続いておりますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?
今年のお盆休みは新型コロナの影響でどこにも行けなかった人が多かったと思います。
私も歴史のある木造建築が好きなので、神社仏閣を巡りたかったのですが、御預けとなっております。
前回、京町屋の格子のお話が途中になっておりましたので、つづきとなります。
代表的な格子のデザインが上の4つになりまして、一番上から、色の識別を鮮明にするために上の方が大きく開き外の光が部屋の奥まで届く様にした糸屋組子、大きな酒樽などをぶつけても壊れない様に太い角材で組み合わせた酒屋格子、水を取り扱う豆腐店など、水に強い木材と和紙の中でも水に耐性がある油紙などを貼った麩屋格子、炭を扱う為、炭の粉が周りに飛ばない様に隙間を細くした炭屋格子とそれぞれに特徴と機能を兼ね備えたデザインになります。他にも仕舞格子・紐屋格子・染屋格子・呉服屋格子など沢山ありますが、以上の4つの格子を基本にそれぞれの特徴にその専門性を組み込んだデザインになっています。
デザインには意味が必ずある。その意味に気が付くと面白いものです。
それでは、また次回 See you again! (^O^)/