家づくりの第一歩!プロが教える住宅展示場で見るべきポイント
| 品質のこと
一生に一度のマイホームだから失敗したくない!
住宅展示場の見学で押さえておきたいポイントを家づくり20年の営業マンがご紹介します。
いつ行く?見学のタイミング
住宅展示場にはいつでも気軽にお越しください。
土地を決めてから、もしくは具体的なイメージができてから、と一歩踏み出せずにいる方も多いのではないでしょうか。営業マンは、初めて訪れた方にも2回目の方にもそれぞれの段階に添った説明をしています。
事前に予約をして有意義な見学に
住宅展示場が混み合う時間帯は土日の13:30~14:00。
先に到着したお客様をご案内していれば、後から来たお客様に十分な対応ができないことも少なくありません。各社の特徴を把握したい場合には、予約をして担当者の解説を聞きながら見学をすることをおすすめします。
もし、お客様が重なっているときでも、気兼ねせず自由に見学してください。
その住宅会社について詳しく知りたいと思えば、見学時間は1軒につき1時間~1時間半は必要です。1日に2~3軒を回ることもある展示場回り。効率よく情報収集できるようにしましょう。
住宅展示場は全体的な雰囲気をつかむ場
まずは質感やデザイン、色使いなど全体的な雰囲気を見ることをおすすめします。
住宅会社の一番の特徴が出ているのが展示場。木の質感を大切にした家、天井の高さが売りの家、収納にこだわった家などそれぞれに特徴があります。
住宅展示場の雰囲気と自分の建てたい家のイメージがマッチしていること、その住宅展示場が好きかどうかからスタートするとよいでしょう。
また住宅展示場はとても豪華な作りになっていることがあります。
「とてもこんな家は建てられない。」と気後れするかもしれませんがご心配なく。住宅展示場はこんなこともできますよというアイデアや提案を集約した場所だと考えてください。気に入った部分を見つけて、自分の家に取り入れるとよいでしょう。
具体的に進めるために整理しておくこと
- 土地探しのこと
- 資金計画のこと
- 間取りのこと
この3つについて自分の考えをまとめておき、営業マンに質問するとよいでしょう。
土地探しは、お子さんがいる場合は小学校区をイメージしてもらうと営業マンも提案しやすくなります。具体的にどのあたりに住みたいかを伝えましょう。
資金計画は、いつ建てると自分たちにとってメリットがあるかと捉えるとよいでしょう。
金利やローン、住宅減税、消費税、補助制度など、営業マンはお客様に適した建築時期をアドバイスすることも役目です。
住宅ローンは35年。今支払っている家賃を基準に、月々のローンの支払いを抑えることが基本です。ローンの目安としては、2000万円の家で月々6万円、2500万円で7万円、3000万円で8万円強になります。
間取りは、何人で住むかということが一番大きな決め手になります。
部屋の数に合わせて、おおよその費用を見通すことができるので、資金計画も立てやすくなります。
見学前と見学後にしておくとよいこと
見学前には、行きたいと思う住宅会社のホームページを見ておくとよいでしょう。
戸建ての家の構造は「木造」または「鉄骨造」に分かれます。「2階建て」か「平屋」によってもプランが大きく変わってきます。そのような家づくりの基本になる構造は早い段階で決めておくことをおすすめします。
また、住宅会社の特徴も掴んでおくと、自分の好みに合った住宅会社を絞り込んで見学でき、時間のロスになりません。
土地が決まっていない方は、その住宅会社が土地を扱っているかどうかもチェックしましょう。
見学後には、住宅展示場の印象を書き留めておきましょう。
見学の際、営業マンは住宅会社のよいところをイメージして持ち帰ってもらうことを大切にしています。
気に入った部分や全体的な雰囲気はスマホやデジカメで撮影しておき、家に帰ってから「この住宅会社はこうだったよね」とメモをとっておけば後々比較をする際にも役に立ちます。
- まずは気軽にお越しください
- ホームページで事前にチェック
- 住宅展示場では雰囲気が好きかどうかを判断
- 細かい工夫など気に入った部分は取り入れて
- 営業マンには「土地」「資金」「間取り」をしっかり質問
- 家に帰ったら印象をメモすることを忘れずに
ここに注目!中庭住宅の住宅展示場の特徴
今回ご紹介するのは、香川県高松市のセトラ高松にある、国産ヒノキの柱と人と地球にやさしい断熱材ダンパックを採用した住宅です。
柱はすべてJAS認定の国産ヒノキの天然無垢材を使用
柱には岡山県産のヒノキ、土台には香川県産のヒノキを使っています。
香川県内の家づくりにこだわる中庭住宅。家を建てる地域と同じ瀬戸内海気候で育ったヒノキを使うことは理想的。人に優しく、地域の環境にも貢献できます。
高性能の断熱材「ダンパック」を体験できます
断熱材はセルロースファイバー「ダンパック」を標準仕様にしています。
CMでおなじみの「魔法の壁」の正体はこれです。素材は新聞紙などの古紙をリサイクルし繊維状にしたもの。
ダンパックの特徴は何といっても優れた断熱効果です。
たとえば一般的なグラスウールの断熱材はシート状になっていて、コンセントまわりは切り取らなくてはなりません。その隙間から空気が漏れて「断熱欠損」が生じます。
ダンパックはセルロースファイバーを隙間なく詰め込むことができるため、断熱欠損が非常に少なく断熱効果が高いのです。
もう一つの性能は遮音と吸音効果です。
住宅展示場では遮音と吸音効果を体感することができます。
ダンパックで囲まれた30cm四方の箱の中に大音量の防犯ブザーを入れると、聞こえないほど音が小さく抑えられます。ぜひ体験してみてください。
ZEH(ネット・ゼロ・エネルギーハウス)仕様
ZEH(ゼッチ)住宅という名前を聞いたことがあるでしょうか。
経済産業省は2020年までに、注文戸建住宅の50%をZEH住宅にすることを目標に掲げました。
太陽光で発電したエネルギーと消費エネルギーの収支を0にすることがZEH住宅。
エネルギー収支0は、発電量だけでなく、高断熱・冷暖房・IH・給湯器などの高性能設備による省エネがあってこそ実現することができるのです。
家の性能や設備の選択も家づくりの大切な要素です。
私がご案内しました
中庭住宅株式会社 営業所長 兼 不動産部 宅地建物取引士
高橋 真司
「1回の見学で家を決める必要はありません。完成見学会やイベントなどにも参加しながらお客様のタイミングにあわせて計画されるとよいと思います。いつでもお気軽にお越しください。」