オランダ建築
オランダのロッテルダムで見学した建物の紹介をします。
ボイマンス・ファン・ベーニンゲン美術館の倉庫「デポ」という建物で設計はMDRDV:オランダの建築家集団が行っています。
2019年から美術館自体が大規模な改装工事のため閉館していて、その工事期間中の所蔵品の保管と一部を一般公開するために造られた建物だそうです。
建物内には中央に階段があって、40mの高さのアトリウム(吹抜け)が広がっています。このアトリウムの上から自然光が差し込む明るい空間を可動式のガラスケースが囲んでいて、中には絵画やデザイン家具、彫刻作品など所蔵作品の一部がランダムに展示されています。左右のフロアを繋ぐ通路もガラスケースになっているので、絵画の裏面や彫刻の足下など正規の美術館では見ることが出来ない、あらゆる角度から作品を見ることができます。
建物もさることながら美術品の展示状態においても、日本ではなかなか見ることはできないと思うので、機会があれば是非行ってみてください。
2028年まで美術館本館は改装工事中でそれまではこのデポが見学可能です!
工務課 O