漏電ブレーカーが落ちた時の対処法
アフターメンテナンス担当の高尾です。今回は漏電ブレーカーが落ちた時の対処法です。
漏電ブレーカーとは写真の左側に単独で付いているブレーカーの事で、右側に並んで付いているブレーカーを安全ブレーカーと呼びます。
電気が漏れていると漏電ブレーカーが落ちて、異常がある事を教えてくれます。落ちる事自体は悪い事ではなく、正常にブレーカーが反応しているという事です。
漏電ブレーカーが落ちた時、どの回路で漏電しているのか特定する必要があります。
手順は
①漏電ブレーカーと安全ブレーカーを全部落とす。
②漏電ブレーカーを上げる。
③安全ブレーカーを1つずつ上げる。
安全ブレーカーを上げた時に漏電ブレーカーが落ちたら、その回路で漏電していると判明できます。
漏電ブレーカーが落ちる原因で多いのは、屋外で使用している浄化槽のブロアや屋外照明です。室内では、食洗機や IHヒーター、加湿器などが考えられます。
電気配線の不具合を疑う前に、まずは、漏電が疑われる電気機器のプラグを抜き、安全ブレーカーを上げます。
漏電ブレーカーが落ちなければ、その機器が漏電していると判明します。
漏電が判明した機器はコンセントに差さず、修理するか交換して下さい。
近くで落雷があった場合でも漏電ブレーカーが落ちる事もありますので、玄関ドアが電子錠の方は念のためアナログキーを持っておく事をお奨めします。